元ブライダル雑誌編集長が主宰、開業ウエディング業界専門の広告代理店として30年以上の実績を持つ企業の結婚相談所

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婚活は直感力も大事?

最初の出会いで「ピピピ…」と感じた。なぜか頭から離れない…そんな体験したこと、ありませんか? 初めてなのに「何か運命を感じる」「不思議なご縁を感じる」「初めてなのに懐かしい感じがする」など、ひょっとして何かしらのご縁があるのかもしれません。

お見合いの初対面の場でも、何かピンとくるものを感じて、この感覚をもう少し確かめたい、と思うことがあると思いますが、その感覚を信じてもよいのでしょうか。

直感でピンときた相手とはご縁がある?

初対面…自分の直感力だけで決めてしまっていいの?

ある女性の話です。あともう少しで42歳の誕生日を迎えるというM子さんは、先日のお見合いで知り合った男性のことで迷っていました。とくに生理的に嫌、というわけではないものの「次に会いたい」「もっと知りたい」という気持ちになれない、とのこと。

年齢的にも贅沢なこと言ってられないのはわかっていても、自分のなかの直感で「なんとなく違う。この人ではないかも…」と思ってしまったようです。

こんなとき、カウンセラーの立場では、もう一度会ってみるようにアドバイスするのが常道です。結婚相談所の場合、日常の自然の流れのなかではなく、条件でお相手を選んだうえでの出会いなのですから、すぐにピンとときめく、ということはほぼ期待できません。

よほど「二度と会いたくありません」と嫌悪感を抱いた場合は別ですが、少なくとももう一度会ってみようかな、どうしようかな、と迷い、M子さんのアンテナには多少なりともひっかかったのです、最初の直感だけで決めないで、この出会いを大切にしてもらいたいとカウンセラーなら思うわけです。

直感的に「良いと思う人」は条件でははかれない

F美さんの場合、最初、自分の理想の条件を満たしてなかったのですが、カウンセラー経由で「ぜひ会ってみて。とても人柄の良い男性よ」と紹介をうけて”とりあえず”の気持ちでお見合いをしました。

初対面からとくにピンときたわけではありませんでしたが、お話してみると、まあまあ気が合うのと、居心地の良さが決め手となり、仮交際にすすみました。

会うごとに、話しているなかで、お互いの育ってきた環境や好きな音楽の趣味などで共通点があることがわかり、彼の人柄の良さにも魅力を感じ、あれよあれよと成婚退会になったのです。

F美さんの場合、初対面ではピンとはこなかったのですが、何度目かのデートで、「あれ、ひょっとしてこの人だったら、いいかも…」と、あるときふと直感が働いたそうです。F美さんが本能的に「良い人」と感じた人は、必ずしもプロフィールの条件だけではみえなかったことです。

結婚の条件プラス直観がよいほうに働いたケースですね。

直感力を婚活に取り入れるには?

日常でのワクワク感を大切にすること

まずは、ワクワク感を大切にしてみてください。「ワクワク感」ってなに?って思いますよね。ひと言でいうと、普段の生活を明るく楽しく過ごすことです。

例えば、「痩せないとモテないわよ」と周りから言われて、ダイエットのためにスポーツをしてみて、楽しいですか? 人から強制されてはじめたところで、「痩せなくては」という義務感でワクワク楽しい気分にはなれないですよね。

それがもし、「着てみたい洋服があって、痩せて綺麗に着こなして、どこかにおでかけしたい」という具体的な目標をもったら、楽しくなりますよね。このように日頃から、ワクワク楽しみながら過ごすことが大切です。それが良い出会いや婚活情報を引き寄せることにも繋がるはずです。

直感力はふとした瞬間に

お見合いで良い出会いを引き寄せる場合も、ワクワク楽しむことを忘れないでください。もし、周囲から結婚のことでうるさく言われるから仕方なく婚活する、なんてやる気のない気持ちで取り組んでも絶対に良い出会いを引き寄せることはできません。

ある女性タレントのS子さんのブライダル雑誌のインタビュー記事を読みました。当時まだ独身だったころ、たまたま母親の知り合いの独身の息子さんに、よかったら会ってみない?とすすめられたそうです。

これまでだったら、こういう話にはあまり気乗りがしなくて、断っていたそうですが、そのときはなんとなくフッと気持ちが前向きに動いて「会ってみたい」と思ったそうです。その後、その男性と結婚して今では二人のお子さんにも恵まれて幸せそうです。

S子さんとは面識がないので推測ですが、母親からすすめられた時、「なんとなく会ってみたい」とこれまでと違ったプラスの気持ちに直感が働き、自分の意のままに前向きな気持ちで会ったのでしょう。

そうしたポジティブな感覚は、日頃から、ワクワク感を大切に前向きに過ごしていることで磨かれるのかもしれません。

違和感に気付くことだってある

例えば、あきらかにお相手が不誠実な人だった、とか、人格を否定されてしまった、などのことがおきたのなら、それはもうすぐに交際終了の案件ですが、そうした決定的な事実がなく、なんとなく「ちょっとおかしい」「あれ?ちょっと違うかも…」などの違和感に気づいたりすることってあるかと思います。

判断が難しいケースです。婚活のセオリーでいくと、仮交際で迷ったらすぐに交際終了はせずに、とりあえずは様子をみてみる。もし、真剣交際にすすむべきか迷ったら、先にすすまずにもう少し仮交際のままで少し様子をみましょう、と一旦はアドバイスをします。

直感的に「何か違う」という気持ちに寄り添い、向き合うことは大切です。かといってすぐに白黒はっきりとさせましょう、ではないのかとも思うのです。ここは結論を急ぐのではなく、もう少し考えてみてもよいのでは、と思います。

一つひとつの出会いを大切にしてほしいと思う婚活カウンセラーならではの、違和感との向き合い方です。いずれにしても、お相手とこれからどう向き合っていくかのきっかけであることは間違いありません。

まとめ 〜自分の経験値と直観力のバランスが大切〜

結婚相談所の最大の特徴である「条件でお相手を探す」だけでは、無理な場合もあります。が、反対に直感だけで決めるのもそれはもう、ギャンブルです。

高年収でイケメンという理想の旦那様をゲットしたとしても、その後、旦那様の会社の業績が悪化して収入減になってしまった、あるいは病気になってしまった、など、出会ったときの条件が未来永劫続くとは限りません。

条件が変わっても好きでいられるか、一生、お互いを支えあって一緒に人生歩めるか? そんなとき、直感的に「この人とだったら、何があっても一緒に生きていける」と、自分のなかの確信と覚悟が芽生えてきたら、明るい未来に繋がるでしょう。

これまでの恋愛の経験値から割り出した基本的な条件と、磨いてきた自分の直感力とのバランスが良い婚活のポイントです。

 

 

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