短期婚活でやってはいけないNG事例
結婚相談所は、短期婚活が勝負です。短期で生涯のパートナーを選ぶのですから、自分の求める条件や理想のパートナー像を明確にしておくことがとても大切です。そのうえで短期間ならではの難しさや気を付けなくてはならないこともあります。今回は、短期間婚活でやってはいけないNG事例をご紹介します。
婚活に駆け引きは無用
婚活は複数交際、同時進行は当たり前
ある女性会員早紀さん(35歳、仮名)の婚活についてご紹介しましょう。入会して何名かの男性とお見合いをして、そのなかで一人気に入ったさわやかイケメンの健吾さん(38歳、仮名)と仮交際にすすみました。数回デートを重ねていくなかで、早紀さんは彼となら結婚してもいいな…と少しずつ気持ちが高まっていきました。
しかし、そんな時、夢のような気持ちを吹き飛ばすような、健吾さんの相談所から「交際終了」の連絡がきたのです。健吾さんのカウンセラーさんのお話によると「別の女性と交際を優先させたい」とのことでした。
普段から早紀さんに対して優しく、リードしてくれる健吾さんが別の女性ともお付き合いしていたなんて…。そうです。結婚相談所は複数交際、同時進行のお付き合いは当たり前の世界です。常に自分が別の女性と比べられていることを意識しなくてはならないのです。
好意の出し惜しみはしない
早紀さんの婚活の失敗は大きく2つあります。
①結婚相談所の仮交際のシステムを上手に活用できなかった
まず一つ目のポイントは、健吾さんに他に交際している女性がいると思って、他の男性とのお見合いをもっと積極的にするべきでした。しかし、早紀さんはもともと器用なほうではなく、健吾さんと出会ってからは、彼以外考えられないと、カウンセラーがすすめる他のお見合いはすべてお断りしていたのです。
もし、あと1~2人くらい、仮交際相手がいたとしたら、心に余裕ができてリラックスできたかもしれませんが、健吾さん一人に絞っていた分、交際終了になってからのダメージは大きいものでした。
結婚相談所の一つの特徴である、複数交際をすることで仮に一人交際がダメになっても、まだ別に交際相手がいるという仮交際のシステムを、上手に利用して婚活をすすめたほうがよかったのです。
②婚活では駆け引きは絶対にNG
もう一つのNGポイントは、早紀さんは健吾さん以外にお付き合いしている男性はいなかったので、仕事や自分の時間以外に、健吾さんと会う時間を作ることはできるはずでした。しかし、あまり自分からガツガツしているところを見せたくなかったので、健吾さんからのせっかくのお誘いを先延ばしにしたり、LINEの返信も少し時間を置いて連絡をしてたのです。
早紀さんからすれば、そのようなことをすることで、健吾さんの気を引こうとしたのかもしれませんが、完全に裏目に出てしまいました。その間に健吾さんは別の女性と出会い、急速に仲を深めていったのです。
女性からのお申込みも多く、人気が高い健吾さんは、二人のタイミングを大切にしていて、デートの日程調整や結婚に関する決めごとなどがスムーズだった女性にご縁を感じたそうです。早紀さんはデートを先延ばしにしたためにご縁を逃してしまったのです。短期婚活では、変な駆け引きや出し惜しみは絶対にNGです。
一度失った信頼を取り戻すのが難しい短期間婚活
短期婚活の良い面と悪い面
長年、お付き合いしている恋人がちょっと意見の食い違いで喧嘩したとしても、すぐに別れる!とはならず、なんとかやり直そうとするものです。しかし、短期婚活においては一度すれ違いになってしまった二人の関係を取り戻すのはとても難しいものです。
交際していた男女二人のケースをご紹介しましょう。美鈴さん(34歳、仮名)と隆史さん(33歳、仮名)は、お見合いで知り合い、順調に交際を重ねていました。知り合ってから1ヶ月というスピードで真剣交際に進もうとした段階である問題が発生しました。
実は美鈴さん、20代で一度結婚していましたが、離婚してバツイチだったのです。もちろん隆史さんはそのことを知ったうえで出会ったのですが、隆史さんのご両親が美鈴さんが離婚歴があることに難色を示したのです。
しかしながら、この段階でまだやり直しができるタイミングでもありました。にもかかわらず、隆史さんは言ってはいけないひと言を言ってしまったために、二人は交際終了することになってしまったのです。
そのひと言が命取りになる…
この時代、バツイチは珍しいことではありません。また美鈴さんには子供はいないので、バツイチといってもシングルマザーの再婚よりはハードルは低いはずです。なので隆史さんが強い意志をもってご両親に上手に説得さえすれば、解決できるはずでした。
しかし、隆史さんは「やっぱり親はバツイチの女性には良い印象を持ってなくてさ。(美鈴さんに)問題があったから別れたと思っているみたいで…。でも説得するからもう少し待ってほしい」と不安を抱えている美鈴さんに言ってしまったのです。
一瞬にして二人の関係は終わり
当然ながら、美鈴さんには耐えられない言葉でした。その後、相談所を通じて正式に交際終了を出しました。
隆史さんは、すっかり美鈴さんに気を許してしまっていたため、ご両親の言葉をそのままストレートに伝えてしまい、後に自分の発した言葉に後悔したのですが、時すでに遅し…。美鈴さんの気持ちが変わることはありませんでした。結婚後、義両親との間に何か起きても、彼は守ってはくれないだろう、と判断して出した結論でした。
自分の子供の結婚相手の婚歴にこだわるご両親は少なからずいるものです。美鈴さんの離婚歴は消せる事実ではありません。隆史さんはそのことについて最初から理解したうえで交際をはじめたわけですから、自分の両親には前もって話をしてクリアにしておくべきでした。それなのに両親との会話をそのままストレートに話してしまうデリカシーのなさや、美鈴さんの傷ついた気持ちに気付けなかったことで、一瞬にして二人の関係が壊れてしまったのです。
まとめ ~信頼関係を築くには?~
いかがでしたでしょうか。結婚相談所での婚活は短期間で成婚できる素晴らしさの一方で、一旦、壊れてしまうと関係を取り戻すことの難しさがあります。成功のポイントは、短期婚活だからこそのフットワークの軽さと行動力、そして適格な判断力が必要です。それは特別なスキルや能力を持っていなくてはならないというわけではありません。しかし、お相手の気持ちを考えることができる想像力と思いやりが必要不可欠です。
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