結婚相談所に入会すればすぐに結婚できる!は間違い?
恋愛に困ることなく過ごしてきた女性が、結婚を意識した瞬間に直面する意外な現実とは?
伊織さん(35歳、仮名)は、これまで恋愛において順調な人生を歩んできました。自分からアプローチした異性とは、ほぼ確実に交際へと発展し、恋愛に困った経験はありません。しかし、結婚を真剣に考え始めた彼女は、より確実な出会いを求めて結婚相談所へ入会を決意しました。
「これまで恋愛が順調だったのだから、結婚もスムーズに決まるはず」そう楽観的に考えていた伊織さん。しかし、現実は想像以上に厳しいものでした。結婚相談所に入会しても、思うようにお見合いが決まらず、交際に発展しないケースも多々。これまでの恋愛と違い、結婚を前提とした出会いとは異なる価値観や条件が重要視されるため、彼女のこれまでの経験がそのまま通用するわけではなかったのです。
結婚相談所に入会さえすればすぐに結婚できる!というのは間違いだった
これまでモテてきた人生だから結婚なんて簡単!と思っていた
「とりあえず結婚相談所に入会さえすれば、すぐに結婚できると思っていました」と伊織さん。
「自分でいうのもなんですが、学生時代から恋人にはこまったことがなくて、別れてもすぐ次の恋人ができたので、結婚相談所に入ればすぐに結婚できると思っていたんです。入会前に付き合っていた男性とは、結婚を見据えたとき、彼の収入面や仕事の将来性に疑問を感じ、私から別れを切り出しました。そして次にお付き合いする男性とは絶対に結婚する、と決めて、それならば収入や職業などの条件にこだわりたい。となると結婚相談所かな?と思い、入会したのです。」
しかし、伊織さんの予想に反して婚活は思いどおりにはなりません。
自分の婚活市場価値が決して高くないことに気が付いた
「結婚相手はハイスペックでなくても、普通の男性で安心できる人がいい」と考えていた伊織さん。しかし、婚活を進める中で、「普通の男性」と思っていた条件が、実は決して普通ではないことに気が付きました。
特に35歳の女性にとって、婚活市場の現実は厳しいものです。その理由の一つが、年収600万円以上の同年代の男性が非常に人気が高いこと。この層の男性はライバルが多く、さらに婚活市場では、若い女性を選ぶ傾向が強いのです。そのため、同じ年齢層の女性がマッチングするのは難しく、希望条件を見直す必要に迫られることも少なくありません。
婚活市場では「普通の男性」の定義が、年齢や条件によって大きく変わります。たとえば、年収600万円以上の男性は、統計的に見ても決して多くない上、20代や30代前半の女性からの人気が集中します。結果として、35歳の女性が「普通の男性」と思っていた条件でも、実際には競争率が高く、婚活が思うように進まないことがあるのです。
男性の年齢別年収500万円以上の割合
厚生労働省/令和元年賃金構造基本統計調査
20〜24歳 0.1%
25〜29歳 0.7%
30〜34歳 2.8%
35〜39歳 6.8%
これまでなんどもご紹介しています、男性の年齢別年収500万円以上の割合です。伊織さんの言う同年代の普通の男性の割合がいかに少ないかが、ご理解いただけたかと思います。ちなみに上記の調査は既婚男性も含まれていますので、独身男性だけ抽出したらもっと少なくなってしまうのです。
すっかりと落ち込んだ様子で伊織さんが話します。「同年代の男性には選ばれないのに、50過ぎの男性からのお申し込みはかなりある…。私の価値ってこんななの?と厳しい現実を突きつけられた気分です」
ここまできて、伊織さんもようやく気が付きました。モテ人生を送ってきた伊織さんにとって婚活では、これまでお相手を「選ぶ」という感覚でいたのですが、「選んでもらえない」現実を知り、カウンセラーからのアドバイスもあり、どうしたら「選んでもらえる」か、に切り替えることにしました。
婚活は受験の予備校みたい
35歳の女性の婚活は難しいのですが、だからといって結婚できない、と言っているわけではありません。ここでお伝えしたいのは、これまで恋愛に不自由したことのない女性が、結婚相談所に入会すれば簡単に結婚できる!という甘い見通しを見直して、自分の婚活市場価値を理解し、カウンセラーのアドバイスのもと、戦略的に婚活をすることで成婚への道もグッと近くなることをご理解いただきたいのです。
伊織さんいわく、結婚相談所は受験の予備校のような感じ、とのこと。どんなに素晴らしい有名塾に入っても、自分の課題や弱点を理解して、それを克服するために自らが努力しなくては合格という結果はついてこないものです。
それは婚活にもいえます。短期間でたくさんの異性に出会えること、また収入や職業、学歴などの事前情報があり、条件からお相手を選べるという環境が整っていますが、自分からお申し込みをして、また多数のライバルのなかから選んでもらえるように努力をしなくてはなりません。
「婚活は本当に受験勉強みたいね。自己分析して自分のことを理解すること。また先生(カウンセラー)にわからないことや悩みを打ち明けて、アドバイスをもらって、一つひとつ課題を克服していくんですね。結婚したい気持ちは変わらないので、とにかく頑張ります!」。伊織さん、ようやく気持ちにスイッチが入ったのか、トレードマークの素敵な笑顔をみせてくれました。
まとめ 〜結婚相談所で幸せを掴むには〜
結婚相談所は婚活の最後の砦のように考えて、結婚相談所に入会さえすればすぐに結婚できると思っている方も多いと思いますが、今回の伊織さんのように、思いどおりにいかない人が少なからずいるということもお分かりいただけたかと思います。
伊織さんのように、婚活市場価値を理解しないまま、自分が望みさえすれば、結婚できるというとんでもない思い違いをする人がいたり、あるいは受け身姿勢で、自分から行動しない(お見合いの申し込みをしない、カウンセラーに相談しない)で他人任せもよくありません。
最初、見通しが甘かったために、いきなり婚活に躓いてしまった伊織さんでしたが、カウンセラーのアドバイスにはとても素直に耳を傾けて、気持ちを切り替えて前向きに婚活をはじめたおかげで、3ヶ月後には素敵なパートナーに出会い、めでたく成婚退会できたのです。
このように、結婚相談所での成功には「現実を受け入れる」「積極的に行動する」ことが不可欠です。プロのサポートを活用しながら、前向きな姿勢で婚活を進めましょう。
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