元ブライダル雑誌編集長が主宰、開業ウエディング業界専門の広告代理店として30年以上の実績を持つ企業の結婚相談所

「マッチングアプリや婚活パーティなどと比べて、結婚相談所はトラブルが少ないよね…」

確かに、結婚相談所は、入会審査が厳しく、独身証明書などの公的な書類の提出が義務付けられているため、上質な婚活ができる、と思われていますが、トラブルがまったくないわけではありません。

とくに初対面同士のお見合いは、気を付けていてもトラブルは起きてしまいます。今回はどのようなトラブルが起こるのか？もし起こった場合の対処法などについてもご紹介していきます。

お見合い当日のトラブル①：遅刻

遅刻してしまった

会員さんにはお見合い場所には、余裕をもって行くようには、事前に伝えて送り出していますが、とはいえ、不測の事態はどうしたって起こります。

いちばんよく聞かれるのは、交通機関の遅延や仕事の終了が予定より遅くなり、お見合い時間に間に合わなくて遅れてしまうこと。

もちろん、思いがけずトラブルに遭ってしまったことなので、仕方がないのかもしれませんが、やはり印象はよくありません。相談所によっては15分以上の遅刻は、ルール違反とみなされ、違約金を請求される場合もあります。このようなことでマイナス印象を与えてしまうのはもったいないことですよね。

お見合い初対面では、お互いの連絡先などの個人情報はこの段階では開示できないシステムです。なのでまずは遅れそう、と思った時点でまずはいち早く相談所の担当カウンセラーに連絡を入れてください。

IBJの場合、お見合いをする本人が緊急連絡ツールを使って、お相手に連絡をとりあい、また相談所でもトラブルの状況を把握できるようなシステムになっています。

遅刻はよくありませんが、遅刻しそうと分かった時点での素早い対応次第では、逆にしっかりとしている、信頼できる、と好印象をもってもらえる場合もあります。

とにかく不測の事態が起きたときは、そのとき出来る最善策で対応してください。

お見合い相手に遅刻されてしまった

反対にお相手のほうが遅刻してしまったときはどのように思いますか？　もちろん、理由はどうであれ、待たされたわけだから、良い気分はしないでしょう。

しかし、遅れてきたお相手は普通なら申し訳なさそうに、必死で謝るはずです。ここは「大丈夫でしたか？」「大変でしたね」などの温かい言葉を伝えてあげてください。

優しくておおらかな人、と印象づけることができます。

お見合い当日のトラブル②：お見合い場所で会えない

会場に着いているのに会えない

お見合い当日、会員さんから「会場に着いているのにお相手の方に会えない」と連絡が入ることがあります。

お見合いは、基本、ホテルのラウンジで行うことがほとんどですが、お見合い前日までに日時、場所の確認の連絡を入れますので、お見合いを忘れてしまう、ということは滅多にありません。それでもお見合いする本人が勘違いして別のホテルに行ってしまった・・・というびっくりするようなトラブルも過去にはありましたが。

話を戻します。そんなわけで会場に着いてお相手に会えない、というのは、ホテルのラウンジが混み合っていてお相手を見つけだせない、ということがほとんどです。なにしろ、週末のホテルのラウンジは、お見合いカップルでいっぱいですから。

こんなトラブルを回避するために、当日は、水色のワンピースを着ていきます、とか茶色の鞄で行きます、など、事前に予定の服装や持ち物を伝えておいてもらうようにする場合もあります。

プロフィール写真と違う人が来た？

お見合い場所で会えない？もう一つの理由に、「あれ？　お見合い相手間違えてしまった？」と思うほど、プロフィール写真と目の前にいる本人が違いすぎて、いざ待ち合わせ時間になってもお相手がなかなか見つからない？なんてこともあります。

プロフィール写真は、ほとんどがプロのカメラマンが撮影します。本人が素敵にみえるようなライティングで、ときにはシミやしわなども修正してくれますので、実物より３割増しくらいの仕上がりがほとんどです。

実物に会ってがっかり・・・と思わないで、プロフィール写真よりは３割減くらいの気持ちで受け止めて、せっかくのご縁を大切にしてみませんか？

お見合い当日のトラブル③：会場が混んでいて入店できない！

お見合いが決まると、お二人の希望の時間や場所を確認しながら、お見合い場所は決めていきます。事前に席予約ができるホテルのラウンジをなるべく選びますが、なにしろ週末のホテルラウンジはお見合いカップルばかりです。

時間帯や場所によっては、予約不可だったり、午後になるとアフタヌーンティーのお客様優先になるホテルもあったりで、予約が取れない場合も少なくありません。そのようなときは、基本男性のほうが、早めに行って、並んで席を確保するようにしますが、それでも難しい場合もあります。

そうして待っている間にお見合いの約束の時間になり、女性も到着。そんな時、お互いをよく知らないもの同士、二人で席が空くのを待つ、なんてことはしないでください。こういう時は別のお店に行く、など機転を利かせるようにしてください。

そのためにもお見合い場所の近くのお店を事前にピックアップしておいたほうがいいでしょう。例えば、お見合い場所によく使われる、東京ステーションホテルのラウンジは、週末はとにかく混むことが予想されますから、ダメだった場合も想定して、近くの丸ビルカフェなどをピックアップしておくなど、備えておきましょう。

お見合い当日のトラブル④：嘘のプロフィール情報がばれてしまった

ここでは、プロフィールに記載されている情報と事実が異なっていて、後々トラブルになった事例をご紹介します。

以前、在籍していた会員さんについてです。プロフィール欄にはタバコを吸わない、と記載されていたのにもかかわらず、お見合いの待ち合わせ場所近くでタバコを吸っていたのが、お相手女性にバレてしまい、お見合い終了後、お相手相談所から、記載されている内容と違っていた、ということでお叱りを受けたことがありました。

結婚相談所のプロフィール欄には、タバコについての記載欄があり、婚活では、喫煙者は避けられることが多い、というより、まず選ばれることがありません。理由は、健康面での影響が大きいためです。

その会員さんの場合、婚活のためにタバコを辞めよう！と思っていたのは間違いなかったとので、最終的にはタバコはきっぱりと辞めて、そのときのお見合い相手の女性とめでたく結婚できましたが、このように良いかたちで収まるのは珍しいことかもしれません。

婚活プロフィール欄の趣味、嗜好の記載については、提出が義務付けられている年収や独身証明書のような証明ができないため、会員さんの申告を信じるしかないのが現状です。

喫煙者なのにプロフィールにはタバコを吸わない、と平気で嘘の申告をする人の未来は、幸せになれると思いますか？　仮にお見合いをなんとかクリアして仮交際に進んだとしてもいつか嘘はばれてしまう。こういう嘘を平気でつく人は、いつかもっと大きな嘘をつくかもしれない・・・と、信じてもらえず、結局は結婚できないのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたか？今回はお見合いのときのトラブルをいくつかご紹介させていただきました。

どんなに万全な準備をして、お見合いに臨んだとしても、不測の事態は起きます。交通機関の遅延で、自分のほうが遅刻するかもしれないし、お相手に遅刻されてしまうかもしれない・・・大切なのはそのようなときにどう振る舞うか、です。

その振る舞い方には人としての器量が問われるものです。慌てず、その時、出来る最善を尽くしてください。きっと良いご縁に繋がるはずです。

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