短期婚活に駆け引きはNG!
恋愛上級者のなかには、駆け引き上手な恋愛テクニックで、巧みに相手を惹きつける人もいますが、婚活においてはそんなテクニックは不要です。やめたほうがいいです。婚活は短期間勝負なので、恋愛でいう「押したり」「引いたり」などの駆け引きはおすすめしません。今回はつくづく婚活は短期勝負なんだ…と実感していただけるかと思います。
恋の駆け引きとは…
恋の駆け引きとは、気になる相手を自分に振り向かせるために、押したり引いたりする恋愛のテクニックのことです。例えば「毎日連絡していたのに急にやめる」「たくさん話しかけていたのに急にやめる」。手法としては「押し」でいった後「引き」を行う…男女の恋愛あるあるですね。
人を好きになると、どうしてもあの人を振り向かせたい、意識をこちらに向けさせたい…とその気持ちを動かすためには恋の駆け引きをしたくなる気持ちはわかりますが、冒頭でも記したとおり、婚活にはおすすめできません。
どうしてでしょうか。婚活は基本、短期間勝負です。付き合いの長い恋人のような強い信頼関係を短期間で築くのはどうしても無理です。しかもライバルの存在もあるので、のんびりとはしていられず、その時、一瞬を大切にしなくてはならないのです。
次の章では、うっかりと出し惜しみや返事を引き延ばしてしまったために、せっかくの出会いが破談に終わってしまった事例をご紹介します。
結婚相談所の婚活は短期決戦!を痛感した二つのエピソード
出し惜しみが命とり…ライバルに先を越されてしまった女性の話
亜由子さん(仮名)は33歳で、薬品メーカーの事務の仕事をしている会社員です。おっとりとした雰囲気で清楚なイメージの女性です。これまでほとんど恋愛経験がないまま、この年になってしまい、婚活をしようと決意して入会してきました。
婚活を開始して約5ヶ月がすぎた頃、自分と同じ年で見た目も素敵な会社員男性の隆志さん(仮名)とご縁があり、仮交際まですすみました。
男性経験がほとんどない亜由子さんにとって隆志さんの男らしさは頼もしくみえて、デートなどのリードも素晴らしく、これまで出会った男性のなかでは断トツだそう。すっかりと気に入った様子です。すでに仮交際に入ってから2ヶ月がすぎようとしていたので「亜由子さんがよかったら、真剣交際を考えましょうか」などと夢を膨らませていたところ、隆志さんの相談所から交際終了の連絡がきました。
話を聞くかぎりでは順調そうだったのにどうして? 隆志さんの相談所に聞いてみると「同時進行でお付き合いしている方と真剣交際に入ることになりました」と、ここまではよくあることですが、亜由子さんよりもう一方の女性を選んだ理由が次です。
その女性は、お付き合いがはじまるのが、亜由子さんよりも1ヶ月遅かったのに、デートの頻度が亜由子さんよりも早く、この1ヶ月のお付き合いがとても濃密で展開が早く、ご縁を感じたのが決め手になった、とのことでした。
亜由子さんは、デートよりも自分の時間を優先することがあり、せっかく隆志さんが誘ってくれてもお断りしていたことがわかりました。「婚活も大事だけど、自分の時間も大切にしなくてはいけないと思ったから」だそう。
反対に選ばれたほうの女性は忙しくても、どうにか時間をやりくりして隆志さんの提案した日程にあわせるなどの努力を惜しまず、そんな一生懸命な姿に心を打たれたそうです。
自分の時間が大切、と言い切る亜由子さんが悪いわけではありませんが、短期間の婚活は時間が勝負なのです。隆志さんとの時間を惜しんで自分を優先してしまった亜由子さんは選んでもらえませんでした。まずは隆志さんとの絆を深めることを優先させる必要があったのではないでしょうか。
一瞬の判断の誤りで信頼を失ってしまった男性の話
婚活は同時進行は当たり前なので、A子さんとB子さん、どちらの女性を選ぶか?と迷うことは婚活業界においては珍しいことではありません。しかし、一瞬の判断ミスで2人とも失うことがあるという怖いお話です。
哲夫さん(仮名)は38歳の会社員です。入会してしばらくしてから、薬剤師で35歳の美樹さん(仮名)と出会い、仮交際をしていました。美樹さんは温かい雰囲気で家庭的なイメージの優しい女性で、哲夫さんも結婚できたらいいな、と思っていたそうです。
美樹さんとのお付き合いもそろそろ3ヶ月になろうとしていました。そんなとき美樹さんの相談所から、「良いお付き合いをさせていただいていると聞いています。ぜひとも貴社会員の哲夫さんと真剣交際に進みたいと思っていますがいかがでしょうか」と真剣交際の打診がありました。
実は哲夫さん、最近、お見合いをした31歳の絵梨さんとも仮交際をしていました。数回デートして絵梨さんも素敵で良いな、と思っていて二人のうちどちらにしようか、正直迷っていたのでその時の美樹さんからの打診には、もう少し交際期間がほしいと返事を待たせていました。
その後、哲夫さんにとって思いもよらないことが立て続けに起こります。まず、絵梨さんから交際終了がきました。「デートをしてみて結婚をイメージするのが難しかった」とのこと。しかし、美樹さんから、真剣交際の打診をもらっていたから、これで美樹さん一人に絞ることができたと思っていたその翌日、何と美樹さんからも交際終了の通知がきたのです。
美樹さんの相談所によると、かれこれ3ヶ月のお付き合いになるので、哲夫さんとはこのまま真剣交際に進めたらと思っていたようですが、真剣交際を申し込んで保留にされてしまったことがショックで、気持ちが冷めてしまったそうです。
哲夫さんの行動に問題があったのでしょうか。まず、結婚相談所なので複数交際で比較検討することはごく当たり前のことです。しかし、短い期間で判断や決断を求められるのが婚活で、今回のように美樹さんの申し出を保留にしたことは、判断を誤ってしまったということになります。
これが長いお付き合いで信頼関係ができている恋人同士だったら、ちょっとくらい返事を待たされたって、簡単に交際終了なんてことにはならないでしょう。しかし、短期間婚活の場合、待たされる、保留にされる、ということは自分とは別の女性と自分を比較しているのだろう、と美樹さんも容易に想像がついたのでしょう。こうして一度壊れてしまった関係は戻らないのが短期間婚活なのです。
哲夫さんは一瞬の判断ミスで二人の女性を失ってしまったのです。
婚活に駆け引きは不要
婚活では短期間でたくさんの異性に出会うことができます。そしてライバルも多数いることをお忘れなく。なので「すぐに次また出会えるから大丈夫」などと悠長にかまえていたら、ライバルたちに先を越されてしまうことになるのです。
つまり、下手な出し惜しみをしないでその時、一瞬を大切にすること。返事や約束を先延ばしにすると、相手からは他にもお付き合いしている人がいるから約束を先延ばしにされたんだろうな、と信頼されなくなります。
まとめ 〜短期婚活に必要なコト〜
今回、ご紹介した亜由子さんと哲夫さんは、決して不真面目に婚活していたわけではなく、それぞれ自分なりに頑張っていたので、そういう意味では婚活の複数交際の難しさを感じる部分はあったかと思います。
しかし、もし自分がこういうことをしたら、相手がどんな気持ちになるだろうか、と少しの想像力があり、対応を誤らなければ、結果は違っていたかもしれません。短期間婚活は、適切な行動力と判断力、そして決断力が大切なのです。
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