元ブライダル雑誌編集長が主宰、開業ウエディング業界専門の広告代理店として30年以上の実績を持つ企業の結婚相談所

これまでもなんどもご紹介していますが、婚活市場においてモテる女性の条件は「若さ」であること。女性の年齢についてはデリケートなことですが、婚活の場合はまずは年齢ありきなのです。

理由は簡単。男性はいくつになっても自分の子供が欲しいものなのです。50代の男性が結婚相談所に入会するときにほとんどの人が「自分の子供がほしい」と答えます。もし、50歳で子供を授かったとしてその子供が成人したとき、自分は何歳になる？と考えたときに、現実的ではないかと思わずにいられないのですが、男性の本能として、自分の子孫を残しておきたいものだとよく言われます。

そのためでしょうか。50代の男性でも子供を産んでくれそうな健康で若い女性を求めてしまうのです。こんなことからも「若い女性」が有利であることは十分にお分かりいただけると思います。

40代の女性が、同年代、あるいは少し年下くらいの男性に申し込んでも、その男性たちは20代、30代の女性を求めるわけですから、アラフォー女性は、婚活の厳しい現実を突きつけられてしまうのです。

40代女性の婚活が難しいと言われてしまう理由とは

出産問題

アラフォー女性の婚活の厳しい理由の一つに「出産問題」があげられます。冒頭でもご紹介したとおり、男性は50代になっても子供がほしいと思う人がとても多いのが現状です。40代女性が同年代の40代の男性を希望しても、男性は自分の子供が欲しくて20代〜30代の女性を希望するため、40代女性は対象外とみなされてしまうのです。

年々理想が高くなっている

若い頃に仕事、恋愛、プライベートと一生懸命に取り組み、自分の欲しいものを次々と手に入れ、輝かしいキャリアを重ねてここまで楽しく人生を謳歌してきたアラフォー世代。人生を左右する結婚についても当然のように男性を見る目が厳しくなり、理想が高くなってしまうのです。

＊ここまできて、変な安売りはしたくない
＊妥協するくらいなら、結婚しなくてもいいから

なんて強気な女性もいるのですが、婚活市場において、年を重ねるほど不利になるのは目に見えています。自分と同世代の男性で大卒、年収は700万円くらいのスペック男性は、20代〜30代の女性を選ぶのが現実なのです。

20代の時のキラキラ恋愛から時間が止まっている

婚活市場的にアラフォー女性が不利とこれまで何度かご紹介しましたが、20代、30代女性とアラフォー女性の違う点でいうと、それは「経験値」ではないでしょうか。恋愛ではこれまでの経験が蓄積されていて、自分なりに男性を見る目が出来上がっていて、それが婚活の邪魔になるのです。

例えば、お見合いで新しい男性に出会ったとしても、経験というバイアスが働いてしまい、「私のタイプではない」「こういう人は私にはあわないと思う」と会う前から勝手にNGと決めつけてせっかくの出会いのチャンスを無駄にしてしまうのです。

そして、自分よりも10歳以上も年上の50代半ばの男性から申し込まれてショックを受けてしまいます。「まさか私が50代の男性に申し込まれるなんて…」。

おそらく若い時に引く手あまたにモテまくっていたアラフォー女性は、楽しく、キラキラした恋愛の思い出に浸っているのではないでしょうか。そんな20代のときの恋愛の感覚が基準になっていて、そこから時間が止まっているアラフォー女性は、自分の理想と現実とのギャップに苦しむのです。

アラフォー女性が婚活を成功させるために必要なこと

自分の結婚市場価値をよく知ること

年齢的に厳しいということはここまでで十分にご理解いただけたかと思います。そのうえであらためて、自分の市場価値をもう一度見直してみてください。40代女性の婚活で大きな障害は「年齢の壁」。あらためて説明するまでもありませんね。

アラフォー女性の婚活は、若い女性と張り合う意識は持たないようにしましょう。それよりは、これまでの経験値を良いほうに向けて「一緒に生きていくパートナー」を探すという目線で婚活をしましょう。

ここで当サロンで先日、同世代の素敵なパートナーに出会い、成婚退会した60代の女性のお話をご紹介しましょう。30代、40代の女性よりも年齢的にお見合いを組むのが難しかったのに、入会して５ヶ月で成婚退会できたのはどうしてだと思いますか？　

彼女の素晴らしいところは、お相手の良いところ、尊敬するところをしっかりと見つけることができて、交際中のデートの話や様々なエピソードから楽しそうに話します。そして彼女の言葉で印象的だったのは、「若い頃の恋愛とはやっぱり違う。でも一緒にいてとにかく安心できて楽しい」と話してくださいました。

ここからは推測ですが、若い頃の恋愛感覚のままだったら、おそらくその彼を選ぶことはなかったでしょう。でも今の自分の置かれた立場や状況を照らし合わせて彼と一緒にいることが自分にとって一番幸せでベストであると判断した、というように感じとれました。

こういうエピソードからも自分の婚活価値をしっかりと理解して、正しく婚活して、判断できれば、幸せになれるということがお分かりになれると思います。

過去の恋愛を基準にしない

アラフォー女性にとって一番大切なのは、過去の恋愛に対する執着を手放すことです。前の章でご紹介したように、良い意味でも悪い意味でも経験値が邪魔してしまい、若い頃の恋愛経験を基準にして、情熱的でキラキラした恋愛を求めてしまうものですが、婚活は恋愛相手を探すのとは違います。地に足をつけて一生を共に歩む結婚相手を探すという気持ちでいることが大切なのです。

「選ぶ」のではなく「選んでもらう」

若い頃、モテモテだったアラフォー女性は、結婚相談所に入会して、たくさんの男性のプロフィールを見ながら、自分の条件をあれこれとあげては「この人はダメ」「もっとこういう人でないと選べないわ」などと選ぶ気満々になっています。

しかし、少し考えてみてください。婚活市場において決して優位とはいえない自分の立場を理解している女性だったら、「選ぶ」のではなく「選んでもらう」という謙虚な姿勢で婚活に挑むはずです。

もちろん、選んでもらうからといって、好きでもない人からのお申し出を無理に受けてください、と言っているわけではありません。好きな男性に選ばれる女性になるにはどうしたらいいかを考えてほしいのです。

自分を見つめ直して、結婚相手として選んでもらうために自分に不足しているもの、磨いていかなくてはならないこと、お相手を思いやる気持ちや行動ができているかなどをよく振り返ってみましょう。それだけでもあなたは、結婚へ一歩前進したことになります。

ネガティブにならない

ここまでアラフォー女性の厳しい婚活事情についてご紹介してきました。「アラフォーは結婚は無理なのね…」「このまま一生独りなの…」と思ってしまうかもしれませんが、そうではありません。

誰もが婚活中は一度は悩むものです。条件的に不利といわれているアラフォー女性はなおさらです。婚活において若さは何よりの武器ですが、だからといって年齢を言い訳にして欲しくはありません。

婚活市場における自分の立ち位置を正しく理解して、楽しく前向きに婚活に取り組めば、素敵なパートナーに巡り合えるはずです。

まとめ 〜結婚生活をイメージすることが大切〜

40代になると、自分の理想に固執しすぎてしまい、それが婚活をするうえで足枷になってしまいます。経験して場数だけ踏んできてしまったばかりに、ついつい理想が高くなってしまいがちです。

しかし、結婚生活は現実の毎日で理想を掲げるだけでは結婚できません。どんな男性と結婚したいですか？と婚活女性に聞いてみると、年収や職業、見た目をあげる人がいますが、もちろんそれだけでは結婚できません。

まずはお相手のことをちゃんと知り、受け入れることです。これまでどんな生き方をしてきて、今はどのような状態であるを確認しましょう。そしてあなた自身のことも同様にお相手に知ってもらい、受け入れてもらうことです。二人でどんな結婚生活を送るのか、どんな夫婦になるのか、将来を描けることが幸せな結婚に繋がるのです。

 

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